直売所で野菜を販売し、売るために必要な考え方、方法。

同じ野菜、果物、袋、なら選ぶ物は価格?価格勝負は危険。

例えば野菜を直売所で販売する場合。趣味で生産して販売する場合と、専業で販売する場合では販売価格は変わってきますよね。趣味で販売する場合は180円で売れればラッキーぐらいの感覚です。専業の場合は、最低200円で販売しないと利益が出ない。だけどその売り場に並ぶものは、あまり良くない野菜が180円。うーんどうしよう。170円にしよう。相手はさらに160円に、、、と価格競争に付き合うのか、自信のある野菜を高い値段で売ると売れないし、、で困っている人は多いと思います。価格競争に付き合うのは非常に危険です。かといって、同じ野菜の良い、悪い、は見た目だけで判断出来る場合もありますが、同じものを同じ袋で販売していると最終的に価格が安い方を選ばれてしまう。

少しの違いが大きく変わる。商品アピールの方法。

こだわりの野菜を安く売るのは、消費者にとっては嬉しいけど、農家さんにとっては死活問題です。やはり、こだわりの良い野菜を自分が思う価格で販売し、売れていくのが理想です。透明のO P P袋に入れて、商品の値段とバーコードのシールが貼ってある他と比べても代わり映えしない売り方より、どこの誰が、どうやって、作ったか、をシールでアピールしたり、袋に印刷したり、情報を少しでも伝えることで差がでます。朝採り野菜をアピールするとか、農園のこだわりをアピールする、作り方のアピールなどPOPを作り込んで貼ってもらうなどやり方は様々です。
→野菜を販売する為の包装資材の提案

包装資材でも違いは出せます。資材は安い方が良いは間違いの場合も。

例、トマトを売る場合、普通のO P Pボードン袋に入れるだけでなく、スタンドバックを使ったり、容器を使ったり、様々な違いが出せます。単純に、安い資材を使う事は皆さん考えますが、高い資材を使うことはあまり考えません。しかし、資材代は商品単価に乗せてしまえばいいのです。資材代10円プラスでも、売れればなんの問題もありません。先程ご紹介した、アピール方法を組み合わせるなどすると、一度食べてもらえて美味しければ、リピーターになってもらえるかもしれません。印象付けに成功すれば、2回目に顧客も選びやすくなります。ブランド化まで出来れば、ファンは必ずついてきます。→青果別資材一覧

まずは、試してみることと改善してみること。

まずは試してみることです。一度やってみて検証して、改善する。直売所の場所によって、地域色、他の生産者、お客さんなど、様々な違いがありますし、ここではこのやり方が成功した、こっちはこのやり方が、、、果てしなく改善問題は続きます。あと、内容量も重要になってきます。多めの一袋なのか、少なめなのか、その辺も買いに来られるお客さんをしっかりと情報を集めるべきです。共に考え、提案、事例など一度小林までご相談ください。